品川駅 - 藤沢周『焦痕』

物語の舞台 - 品川駅(東京都 港区)

闇であるはずなのに、底一面が発光しているようで、一体何故自分は水の中から水面を見上げているのだろうと思っていたら、まだ品川駅前だった。停留所の水銀灯の明かりが、車窓を斜めに入り、閉じていた瞼に一瞬だが奇妙な夢を見せたようだ。

新橋駅を出て鎌倉方面へ向かう深夜バスの車中。終電に乗り遅れた酔っ払いサラリーマンが、全員寝てるバスですね。私も横浜の寮にいた頃は相鉄深夜バスによく乗りました。この時間帯の東京は、まだまだ何か起こりそうな気配があります。

掲載日:2005-02-27
品川駅イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

品川駅について

品川駅(しながわえき)は、東京都港区高輪三丁目および港南二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・京浜急行電鉄(京急)の駅である。


[概要]

山手線南部のターミナル駅である。駅名は東海道の宿場町である品川宿に由来するが、所在地は品川区ではなく港区である。

駅東側の港南口はもともと戦前からの埋立地として企業の工場や倉庫などが立ち並んでいたような場所だったが、1998年に旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡地に品川インターシティと呼ばれる大規模な複合商業ビル群が開業。2003年に東海道新幹線の品川駅が開業して以降は

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