永田町 - 白石一文『すぐそばの彼方』

物語の舞台 - 永田町(東京都 千代田区)

帳簿の備考欄に記された洋子のメモによると、その巨額の資金はまず一括して永田町のパレロワイヤルビルの「坂上事務所」に納められているようなのだ。洋子は律儀に金を運んだ日時、金額をその都度記入しており、相手先はほとんどが「パレ・坂上」となっていた。

地名であって地名でない「永田町」。毎日地下鉄で通りすぎてますが降りたことはありません。

永田町に「パレロワイヤル」というビルは実在します。政治家の個人事務所がたくさん入ってる高級マンションです。実際に金はいっぱい動いてるところなんでしょう。

小説中の表現をそのまま抜き出せば「金を使ってはならぬと言うのならば、あなた方は、私たちに一体何を使って戦えと言うのか」ってところですね。それが政治、それが永田町?

掲載日:2006-02-26
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

永田町について

永田町(ながたちょう)は、東京都千代田区の町名。現行行政区画は永田町一丁目および永田町二丁目。住居表示実施済みの地域。郵便番号は100-0014。

内閣総理大臣官邸や内閣府、国会議事堂、各政党の本部などが所在し、隣接する霞が関・隼町とともに日本の首都機能を担っている。


[歴史]

地名は、江戸時代初期に、地内の日枝神社門前に旗本の永田伝十郎、權介、市十郎ら永田姓を名乗る家があったことによるといわれ、「寛永江戸図」には「なかたばゞ(永田馬場)」と書かれている。

江戸城に近いことからさらに大名屋敷が建ち並ぶようになり、江戸末期に暗殺された井伊直弼をはじめとする多くの大名の屋敷があった。2003年(平成15年

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