安曇野 - 丸山健二『安曇野の白い庭』

物語の舞台 - 安曇野(長野県 大町市)

自分としては田舎がどういうところなのか充分にわかっているつもりだった。とりわけこの安曇野のことについては詳しいはずだった。少なくとも、ペンション経営や自然農法なんぞに憧れて移り住む逃避型の、甘過ぎる考えの都会人たちよりは知っていた。

長野県大町市在住の孤高の作家、丸山健二。庭造りエッセイです。

まぁ「自宅」の話なわけですが、安曇野の自然環境についてはよくわかります。山から吹き下ろす風に凍えそうになって防風林として樹木を植え始めたのが庭造りのきっかけとなった、とかね。

400坪の庭を白い花で埋めて、老後を過ごす作家です。

掲載日:2007-11-04
安曇野イメージ
(C) Jason
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

安曇野について

安曇野(現代仮名遣い:あずみの、歴史的仮名遣い:あづみの)は、日本の地名。長野県の中部(中信地方)にある松本盆地のうち、梓川・犀川の西岸(押野崎以南)から高瀬川流域の最南部にかけて広がる扇状地全体を総括している。


[地名の由来]

語源は古代にこの地に移住してきた阿曇犬養連に由来するという説がある。阿曇氏はもともと北九州の志賀島周辺を本拠地としていたが、畿内に東遷した後に全国に散らばっており、阿曇犬養連はその中の一支族である。穂高神社は信濃の安曇郡に定住した阿曇犬養連が祖神を祀った古社であり、その起源は6世紀にまで遡る。

「安曇野」が指し示す範囲としては

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