熱海

物語の舞台への旅

熱海 - 町田康『どつぼ超然』の舞台

熱海(静岡県・熱海市)

写真

まず驚くべきことがひとつあった。真ん中の戸の上部にはカガエルステーション、左の戸の上部には田宮市観光協会という文字が記してあったというのはすでに申し上げた通りである。ところがなかに入ると驚くなかれ、なかはいけいけで、パーティションのごときもなく、どこまでがカガエルでどこまでが田宮市観光協会かまるで判然としないのである。

雑誌連載時には「熱海超然」というタイトルだったものが、単行本では『どつぼ超然』となり、田宮市と現実に存在しない地名に改められてます。なんでしょうか、熱海からクレームでもついたんでしょうか。

作中で田宮市観光協会が「カガエルステーション」と看板を上げてるのを見て、「カガエル」の陰謀を解き明かすため乗り込むのですが、現実の熱海市観光協会は「ワカガエルステーション」です。「カガエル」は意味不明だけど「ワカガエル」だったら......やっぱり意味不明です。

ほか「貫一・お宮の像」を見に行ったり、船で初島へ渡ったりしてます。お宮は「お紺」になってたり、徹底的に架空の事物化されてるのですが、初島は島の食堂に「初島定食」がメニューにあったりするというところで地名が残ってます。ぬかったな、と思いました。

熱海市について

by Wikipedia

このページへのコメント