菰野 - 笙野頼子『母の発達』

物語の舞台 - 菰野(三重県 三重郡菰野町)

三重県Y日市市から名勝、湯の山温泉に向かう私鉄の無人駅周辺には、ステーキハウスの予定地がチェーン店の看板だけ掲げられて二十年も放置されていた。駅前通りとはただ車が通過するだけの無人地帯で、コンビニは夜には閉店していた。

「母の大回転音頭」より。

「四日市」を「Y日市」と言い換えながら、湯の山温泉はそのままの地名。四日市から三重の名湯、湯の山温泉に向かう私鉄は「近鉄湯の山線」です。

無人駅ということで言うと、自動改札機の導入をしながら2012年秋にほとんどの駅の無人化を進めたらしいですね。それ以前から(つまりは本の執筆当時から)無人駅だったのは湯の山のひとつ手前、大羽根園駅のみです。ということは、引用文中にある無人駅は大羽根園駅だと考えていいのですね。もちろんフィクションですけども。

湯の山温泉は、まだ足を踏み入れてない、一度行ってみたい温泉のひとつです。

掲載日:2012-12-30
菰野イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

菰野について

菰野町(こものちょう)は、三重県三重郡に属する町である。

鈴鹿山脈の東山麓に位置する。湯の山温泉や御在所岳には多くの観光客や登山者が訪れる。2005年(平成17年)3月2日には田光のシデコブシ及び湿地植物群落が国の天然記念物に指定された。


[地理]


[自然]

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