小豆島 - 角田光代『八日目の蝉』

物語の舞台 - 小豆島(香川県 小豆郡小豆島町)

港と反対側の出口を出ると、ロータリーが広がっている。タクシー乗り場があり、バス乗り場がある。ベンチで煙草を吸っていたバスの運転手に、久美の実家の住所を告げてみると、「草壁港」行きのバスを指さし、下りるべきバス停の名前を教えてくれた。

不倫相手の娘を誘拐して逃亡する主人公が、知人のつてを頼って小豆島へやってきます。引用部は新岡山港からフェリーで1時間ほど、土庄港です。

主人公たちは小豆島の素麺店で腰をすえて暮らすことになります。小豆島といえば「二十四の瞳」と寒霞渓くらいしか知りませんが、それら観光スポットを訪ねるくだりもちらりとだけ入ってます。

掲載日:2011-05-01
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

小豆島について

小豆島(しょうどしま)は、瀬戸内海・播磨灘にある島。行政区分は香川県小豆郡に属し、小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は2万5881人(2020年度推計)。近年、人口が減少の一途をたどっており、2013年6月24日に隣接する沖之島とあわせて、国土交通省より「離島振興法」の指定を受けた。

古代には「あずきしま」と呼ばれ、その後、中世までは「しょうずしま」と呼ばれた。素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有数の生産地となっている。特にオリーブは国内栽培の発祥地として広く知られる。また、小説『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷としても知られ、小豆島をロケ地として、同小説はこれまで2回映画化された。


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