中洲 - 辻仁成『右岸』の舞台
十九歳になった祖父江九は、中洲の清流橋の上に立ち、初春の照り映える川面を見下ろしていた。
清流橋はキャナルシティ前、博多中洲の南端にあたるところ。
繁華街として名高い中洲ですが、清流橋のあたりは風俗街、ソープ街となっています。作中でも実際にソープに入ったりするのですが。
中洲について
中洲(なかす)は福岡市博多区の地名で、那珂川と博多川に挟まれた中州に位置する歓楽街。
那珂川の流れに沿って北西から南東にかけて約1キロの細長い地形を呈する。北東から南西にかけての横幅は約200メートル。最寄り駅は福岡市地下鉄中洲川端駅。
北西から昭和通り・明治通り・国体道路(国道202号)が当該地域を貫き、それらに直角に交る中洲中央通りが歓楽街の中心。行政界として、昭和通りから北西が中洲中島町、昭和通りから南東が中洲(1-5丁目)で、中洲中島町を除いた地区が歓楽街に該当する。また那珂川の対岸は「西中洲」と呼ばれる。西中洲は「中洲の続き」という位置付けであるが、博多区ではなく中央区である。
九州最大の歓楽街で、「西日本一の歓楽街」ともされる。また、東京の新宿・歌舞伎町、札幌・すすきのと並んで、日本を代表する三大歓楽街のひとつとされる。
1991年に公開された映画『ゴジラvsキングギドラ』では周辺が舞台になり、大規模なロケーションが敢行された。
中洲と西中洲・天神を結ぶ「福博であい橋」からは、那珂川沿いのネオンサインの風景が見られる。
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