二人がその小さな食堂を見つけたのはまったくの偶然だった。このシンガポールの海辺の町に着いた最初の日の夕方、ビーチの近くを散歩しているときに、ふとした気まぐれで裏道に入り、たまたまその店の前を通りかかったのだ。
「蟹」より。
シンガポールの中国料理店で食べるうまい蟹。シンガポールは中国料理とかインドネシア料理とかマレーシア料理とか、周辺の国々のうまいものが集まってるのがいいですね。
小説中のエピソードとしてはその店には絶対行きたくない、ものなのですが。
「海辺の町」がどこかわかりませんが、なんとなく地図はセントーサ島に落としておきます。
掲載日:2009-12-05