キャンディ - 角田光代『太陽と毒ぐも』

物語の舞台 - キャンディ(スリランカ 中部州)

しかしそれは元をただせば依子が悪いのだ。阿呆な観光客まるだしで愛想をばらまき、だれにでもついていこうとするから、初日からずっとぼられ続けている。昨日、ガダラデニヤ寺院を訪れたときもそうだった。

『旅路』より。

ガダラデニヤ寺院はスリランカの町、キャンディにある仏教寺院です。町全体が、世界遺産に登録されています。

ぼられないように気をはる男と、そのケチくささに呆れる女。

掲載日:2010-01-17
キャンディイメージ
(C) Mahesh
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

キャンディについて

キャンディ(英語: Kandy)は、スリランカ中部州の州都。人口約12万人。シンハラ人のキャンディ王国(1469年~1815年)の最後の都であり、現在でもスリランカ中部における中心的な都市である。キャンディとはシンハラ語で山を意味する「カンダ」が転じた呼称であり、別称としてマハー・ヌワラ (මහ නුවර Maha Nuvara、大都市あるいは首都)とも呼ばれる。


[概要]

セイロン島の中央に位置するキャンディは、スリランカの仏教の聖地であり、またシンハラ人による最後の王朝の都である。その歴史的な重要性から

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