しかし、たとえその目的がどんなものであれ、カトマンズという街が金のない若者たちにとって長逗留するのに適した土地であることは確かなようです。インドよりさらに物価が安く、食べ物の種類も豊富です。
「第八章 雨が私を眠らせる」より。
雨に塗り込められ、鬱鬱としたカトマンズ。バックパッカー、ヒッピーたちのどんづまりとして、何をするあてもなく長逗留している若者たちが多くいます。
カトマンズのなかでもタメル地区は、格安宿が集まるヒッピーブームの聖地で、外国人向けの施設が集まっています。
掲載日:2012-07-28