アンコール遺跡 - 椎名誠『笑う風 ねむい雲』

物語の舞台 - アンコール遺跡(カンボジア シェムリアップ)

アンコール・トムではあちこちで崩れつつある遺跡を、周囲をとりかこむ森の沢山の樹々がそこに侵食し、結果的にその根や幹でしっかり遺跡をくわえたり抱えたりしてそれらの倒壊を支えている光景に圧倒された。

アンコール・ワットにアンコール・トム。アンコール遺跡は、行ってみたい場所のひとつです。見事なレリーフ群は本を読むような感覚で、何日か掛けてじっくりと見たい。

一方で、「何も知識のない私には、こういう遺跡群はあまりにも巨大で深すぎて、ただもう圧倒されるだけだから」避けてきてたのだという椎名の言い方はよくわかります。

掲載日:2006-09-03
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

アンコール遺跡について

アンコール遺跡(アンコールいせき、Angkor)は、カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸のシェムリアップの北側に位置するクメール王朝時代の遺跡群である。1992年ユネスコの世界危機遺産に登録され、遺跡を中心とし修復に努めてきたが、第二段階として2004年世界文化遺産に登録され、今まで危機遺産だった遺跡エリア(ゾーン1)の周りを取り囲むように、ゾーン2エリアを設定し全体で「アンコール遺跡公園」と命名された。コアな遺跡エリアの周りには、アンコールの広大な400万ヘクタールのエリアに、112の村、13万の住民、森、水田、放牧地が広がり、村人の生活、自然環境の保護、景観の維持に取り組んでいる。


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