アンコール・トムではあちこちで崩れつつある遺跡を、周囲をとりかこむ森の沢山の樹々がそこに侵食し、結果的にその根や幹でしっかり遺跡をくわえたり抱えたりしてそれらの倒壊を支えている光景に圧倒された。
アンコール・ワットにアンコール・トム。アンコール遺跡は、行ってみたい場所のひとつです。見事なレリーフ群は本を読むような感覚で、何日か掛けてじっくりと見たい。
一方で、「何も知識のない私には、こういう遺跡群はあまりにも巨大で深すぎて、ただもう圧倒されるだけだから」避けてきてたのだという椎名の言い方はよくわかります。
掲載日:2006-09-03