コーンウォール - カズオ・イシグロ『日の名残り』

物語の舞台 - コーンウォール(イギリス イングランド)

コーンウォールへの州境を越えたのは、九時頃だったと存じます。雨が降りはじめる三時間も前のことで、空に浮かんでいる雲は、まだ白くまぶしく輝いておりました。

コーンウォールはイングランド南西端、半島となって突き出たところの先端部にあります。イギリスにおけるリゾートエリアで、ホリデーシーズンには多くの観光客で賑わうところ。

主人公はお屋敷の執事で、休暇をもらい、車で旅に出ます。向かったのがコーンウォール。途中でもあちこち立ち寄ったりアクシデントがあったりと、ロードノベルの要素もあります。回想されるお屋敷の出来事のほうがボリュームも大きいので、旅に出てることも忘れがちではありますが。

掲載日:2011-02-06
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

コーンウォールについて

コーンウォール(英語: Cornwall [ˈkɔrnˌwɔl, ˈkɔrnˌwəl]; コーンウォール語: Kernow [ˈkɛɹnɔʊ] ケルノウ)は、イングランド南西端の典礼カウンティかつ単一自治体である。連合王国の最も南および西に位置し、コーンウォール州とも呼ばれる。形容詞は英語で “Cornish”(「コーニッシュ」)である。独自の文化や言語

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