ラリック列島 - 池澤夏樹『夏の朝の成層圏』

物語の舞台 - ラリック列島(マーシャル諸島)

「ウトマハク環礁」とマイロンは言った。「この島はトゥラサ、あちらがマプラサ。ほかの島々についてはわたしも憶えていない。どこかに海図があったはずだが。クワジェリンからモーターボートで六、七時間だ。クワジェリンには大きな基地がある」

「ウトマハク環礁」は架空の名称です。クワジェリン(クェゼリン)はマーシャル諸島にあるので、マーシャル諸島のなかの小島というイメージでよいと思います。

主人公は、船が難破してウトマハク環礁の無人島に流れ着いた日本人記者。無人島でのサバイバル生活な小説です。マイロンはここへホリデーを過ごしにやってきた俳優で、彼と文明論を闘わせます。

掲載日:2012-07-27
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

ラリック列島について

ラリック列島(ラリックれっとう、Ralik Chain)はマーシャル諸島に属する列島である。列島の名称である”ラリック”は、現地語で”日没”を意味する。列島内に住む人の合計は、1999年度で19,915人である。

列島内にある主な島、環礁は以下の通り。

  • エニウェトク環礁 (Enewetak Atoll)
  • ウジェラング環礁 (Ujelang Atoll)
  • ビキニ環礁 (Bikini Atoll)
  • ロンゲリック環礁 (Rongdrik Atoll)
  • ロンゲラップ環礁 (Rongelap Atoll)
  • アイリンギナ環礁 (Ailinginae Atoll)
  • オトー環礁 (Wotho Atoll

エリア一覧