小野正嗣

小野正嗣プロフィール&ガイド

小野正嗣(おのまさつぐ)―1970年生まれ(50歳)。大分県南海部郡蒲江町(現・佐伯市)出身。小説家、比較文学者。

2001年『水に埋もれる墓』でデビュー。

2002年『にぎやかな湾に背負われた船』で第15回三島由紀夫賞、2013年その活動により第4回早稲田大学坪内逍遙大賞(奨励賞)、2015年「九年前の祈り」で第152回芥川賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:フランツ・ファノン アミン・マアルーフ 宮下志朗 マリー・ンディアイ 柴崎友香 乗代雄介 ジャン・ルオー 西研 西加奈子 大江健三郎

小野正嗣おすすめ本ベスト

  1. 『にぎやかな湾に背負われた船』表紙
    「浦」と呼ばれる閉鎖した土地で、現在と過去を繋ぐ血。中上健次を思わせる土着さ。不意に飛びすぎる修辞に驚き、その記憶の生臭さにうなされながらも、徐々に見えてくる事件には最後まで関心を削がず引っ張られる。
    文学(小説)

小野正嗣レビュー一覧(5冊)

  1. 『線路と川と母のまじわるところ』表紙
    ヨーロッパを舞台にしたことで世界は横に広がった。移民、難民の「居場所のなさ」を描きながら心理に寄り添ったりしない。それが意図の分かりにくさ、読みにくさに繋がってる。目を引く修辞表現は多いがバランスが。
    文学(小説)
  2. 『マイクロバス』表紙
    知的障害の男がバスを走らせる海岸線。主人公にコミュニケーションの出口がないせいで、重層的な土地に点描される記憶だけが連なる静やかな作品。一読して何が起こってるのか分からない。閉塞する地の異物という絵。
    文学(小説)

小野正嗣の新刊・近刊

  • 小野正嗣『フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 2021年2月』表紙
    小野正嗣
    2021-01-25
    NHK出版 100分 de 名著
    人間の心理や言動に内面化された差別の構造に迫ろうとした「黒人」ファノン。その思想と行動をひもとき、今日的意味を考える。
  • 小野正嗣『踏み跡にたたずんで』表紙
    小野正嗣
    2020-02-01
    毎日新聞出版
    迷い込んだ夜の山中に広がる不思議な光景を描いた「幻のホダ場」他、芥川賞作家が放つ夢と現実のはざまで生まれる珠玉の36の物語。
  • アミン・マアルーフ/小野正嗣『世界の混乱』表紙
    アミン・マアルーフ/小野正嗣
    2019-09-09
    筑摩書房 ちくま学芸文庫
    国際関係、経済・金融、自然環境…、21世紀はそれらが崩壊する徴候とともに始まった。人々の協調を困難にする精神風土のなか、われわれは獲得した知...