松江・出雲で神々へのごあいさつ(2ページ)

旅行記

2007年6月18日の続き

県立美術館
県立美術館

松江に来た際には行ってないところ、ということで宍道湖畔にある県立美術館に入りました。「有元利夫展」をやってる。名前は知らないけどどこかで見たことがあるような……と思ってたら、その絵を装丁に使った本が最後に並べられてました。宮本輝の著作がずらっと。あ、持ってるわコレ。

そうか、宮本輝の本でよく表紙に使われてる人だったんですね。宮本輝の作風によくあった絵だなと思ってた、その画家でしたか。こんなところで「旅と現代文学。」なものに触れて驚いたりします。

宍道湖うさぎ
宍道湖うさぎ

美術館の外には湖畔沿いにオブジェが並べられたりして、野外展示のような形にもなってます。

うさぎがいます。これは帰ってから知ったんですけど、開運スポットとして人気のものだったんですね、これ。12匹並んでる「宍道湖うさぎ」の、湖から2番目のウサギに西を向きながら触れると幸せが訪れるんですって。シジミを供えるとなおよいとか。

そんなの知らないけどただ可愛かったので撮っただけです。触ってません、残念。

宍道湖の夕暮れ
宍道湖の夕暮れ

柔らかく夕暮れてゆく水面を眺めながら湖畔を散歩します。ぴちゃんと魚が跳ねるたびに波が傾いた光をきらきらとはじく、しんとした風景です。

ホテルに入って隠岐の情報を調べ、明日の日程を検討してたんですが、そのうちになんだか隠岐に渡るのが面倒になってしまいました。高速船、フェリーの時刻がどうもうまくつながらなくて……。日帰りはまず無理で、隠岐で宿を取らねばならない、うーん、どの宿?ってネットで調べるとどこも満室だったり。ということで「いい旅・隠岐気分」はすばやく撤回、明日は出雲へ出ることにします。

2007年6月19日(3日目) 出雲へ

日御碕神社
日御碕神社

松江から出雲へ出て、出雲市駅からバスで海岸に沿って45分、日御碕(ひのみさき)へやってきました。降り注ぐ日差しの中で日御碕神社の朱がまぶしいです。海に面した神社独特の、広がりある伸びやかな神気がいいですね。いやこの浄化されたパワーはすごい、と深呼吸。

楼門をくぐった正面に天照大御神を祀る日没宮(下の宮)、右手高台には素盞嗚尊を祀る神の宮(上の宮)があります。伊勢が昼間を治め、出雲が夜を治めるという意味の日没宮の由来、またスサノオがアマテラスを見下ろす構図などに、なかなか興味深いものがありますよね。

出雲日御碕灯台
出雲日御碕灯台

周辺は日御碕遊歩道となっていて、柱状節理のごつごつした岩壁と松林の間に灯台が見える、岬らしい風景。青空にすんと伸びる白い灯台は美しいです。この出雲日御碕灯台は日本一の高さなんですって。

食堂に入って新鮮な海の幸たっぷりの海鮮丼を食べて、昼からビールを飲んで、酔い覚ましに岩場で寝転がってしばらく午睡しました。なんて気持ちのいい空間。

経島
経島

このあたりはウミネコの繁殖地・越冬地として知られるところなんですが、経島にはカメラをズームして見ると気持ち悪いほどたくさんのウミネコが群れてました。日御碕神社がここにも小さな社を置いてるんですけど、なんだか鳥の巣箱みたいになってます。島全体が白っぽいのですが、ウミネコの群生とその糞で白く見えます。

しばらくニャアニャア言うのを聞いてから、またバスに乗って出雲の市街へ戻ります。

出雲大社 神楽殿
出雲大社 神楽殿

出雲大社。出雲大社とはなぜか相性が悪いんです。11年前に出雲を目指したときには台風とぶつかり、松江まで来て撤退してます。9年前には出雲大社に到着したとたんに土砂降りの雨になって全身ずぶ濡れ、参拝も早々に立ち去る状態でした。出雲系の神々には嫌われてるのかもしれません。

今回はきれいに晴れたんで、お許しを得たーと勇んで参拝。二礼四拍手一礼。

当時は48メートルにおよぶ高さがあり、古代もっとも高層の建築だった、という言い伝えがあります。十数階建てのビルの高さなんで、古代の技術ではそんなのムリ、ただの伝承だとされてきたんですが、近年、それが事実だったのではと思わせる遺構が見つかったりしてます。巨大な柱の跡がいくつも、とか。想像すると楽しいですね。

出雲大社
出雲大社

出雲大社の祭神、大国主大神は本殿正面むかって右手から左手の方向を見る形、西向きに鎮座されてると言います。なので大国主大神の正面から参拝したいと思えば左手に回ったこの写真の位置ですね。見ていると、ここから参拝してる人も少なくないです。

この構造は珍しいものなわけですが、その理由には諸説あります。当時の住居建築の形式に添ってるものだとか、あの世の守りとして西方浄土を見つめてるとか、あるいは怨霊鎮魂のゆえだとか。

素鵞社
素鵞社

じゃ本殿正面から参拝するとどうなるの、というと、本殿正面に正対してる神はその奥にいます。父(?)素戔鳴尊です。本殿をぐるっと裏手にまわると素鵞社があって、そこには素戔鳴尊が祭られているのですね。そのあたり(本殿裏)は気のいいところで、電波が入る場所を探すかのようにうろうろしている人が何人もいます。僕もそのひとりです。

そんなことを言ってるから嫌われるんでしょうか、大社前のバス停からバスに乗ったとたんに大雨になりました。こんなに晴れてたのに突然の豪雨。3分であがったんですけど、これは何かのメッセージですか?

出雲市街で本を買ったりぶらぶらして、出雲そばを食べて、出雲駅そばに宿を取ります。

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