松江・出雲で神々へのごあいさつ(3ページ)

旅行記

2007年6月20日(4日目) 出雲のパワースポット、須佐へ

須佐神社
須佐神社

出雲市駅からバスで40分、終点出雲須佐でタクシーに乗り換えてやってきた須佐。目的地は須佐神社です。江原が「日本有数のパワースポットである」と言ったことから一躍有名となった神社なんです。スピリチャルファンがいっぱいで、もう観光地然としたムードになってるとも聞いてたんですが、僕が行った時には日曜なのに誰もいませんでした。静かに境内を歩きます。

ここはスサノオの終焉の地として、その魂が鎮まるところです。なんだかスサノオゆかりの地ばかりを巡ってるような気がしてきますが、出雲を歩くってすなわちそういうことですよね。

昨日行った日御碕神社が横に広がるような気配をもつのと比べて、こちら須佐神社は縦に昇るような気があります。おそらくは本殿の裏にある、杉の巨木の影響なんでしょうね。樹齢1200年を数える老杉で、境内でも大きなパワーが湧くところです。杉を根元から見上げてしばらく放心。

素鵝川
素鵝川

神社の正面には天照社もあって、スサノオとアマテラスが向かい合ってる状態です。それがまた、一帯のバイブレーションを増強してるような気がします。

天照社の横から川辺に降りました。素鵝川が流れています。川辺に座ってしばらく読書。

出雲須佐温泉ゆかり館
出雲須佐温泉ゆかり館

神社の近くには温泉があります。出雲須佐温泉ゆかり館、宿泊施設ですけど、日帰り入浴も可能です。明るく清潔な施設。天然温泉です。パワースポットって温泉があるところが多いですよね。水(あるいは湯)が湧き出すということと、気が湧き出すということは近しいことなんでしょうね。

いいお湯でした。さぁ帰るか。バスの終点からタクシーに乗ってきたと先に書きましたけど、2~3キロの距離で歩けないことはないのですが、タクシーの運転手に聞くと「歩くと遠いよー、帰りはまた電話してタクシー呼んでくれたらいいよ」と名刺をいただいてたのでした。バスの帰り時刻をメモった紙を見ながら、ちょうどよい時間だなとタクシー会社に電話。すると「運転手みんな昼食に出てて、しばらく戻りませんけど」とすげない対応。このバスを逃すと次のバス時刻は2時間近く後。

まぁいいや、とゆかり館に隣接する食事処で雉そばの昼食。もちろんビールも。それで時間をつぶしつつ、次のバス時刻が近付いてきたのでまた電話。「14時発のバスに乗る? 今ゆかり館? そりゃ間に合わないねぇ」「……間に合わない?」

八雲風穴
八雲風穴

さらに2時間後(16時頃)のバスに乗ることにして、八雲風穴という見どころに行ってみました。地下水に冷やされた冷気が噴き出し、夏でも涼しい天然の冷蔵庫になってます。が、7~8月のみ営業とのことで、施設は閉まってました。がーん。それでも、施設横にも冷気が出ている場所があり、設置されている温度計を見ると11度くらい。ずいぶん涼しいです。歩いてきたところの汗も引いていきます。

そんなのを見たり、道に迷ったりしてるうちに時間になり、今度はうまくタクシーをつかまえ、バスに揺られて出雲市駅へ戻りました。須佐で一日が暮れてしまいました。

2007年6月21日(5日目) 突然鉄道の人になる

この日は大田、三瓶山のほうへ行こうかなと思って前日バス時刻まで調べておいたのに、天気を調べるのを忘れてて、朝から雨……予定をばっさり捨てて「ローカル線車窓の旅」に変更します。

宍道駅から木次線に乗ります。スイッチバックのある、鉄道ファンなら乗ってるはずの山岳鉄道ですが、私は初めてでした。中国山地を横切る路線、山奥へと進んでいきます。

赤字ローカル線にしては、生活ラインとして利用してる方も多いのかな?と最初思ったのですが、地元民たちはどんどん降りて行き、鉄道ファンが占める割合が先へ行くほど上がっていきます。スイッチバックに近づいてくるとカメラを持ってそわそわと席を立って行く人たちがそうですけどね。見分けやすいです。僕はもちろんそんなところで立ち上がりません。

3時間弱で備後落合駅につき、芸備線に乗り換え、1時間ちょっとで三次へ。

三次はすぐにホテルを確保、近くのビアレストランで夕食を取って寝ただけです。終日雨でした。

2007年6月22日(6日目) 三次

君田温泉 森の泉
君田温泉 森の泉

雨はあがりませんが、三次です。広島県の北部になります。

雨でも楽しいところ、んー、温泉があるなとバスに乗ってやってきたのが君田温泉森の泉。温泉のある道の駅、という感じです。

湯はやや白濁した効能ありそうな温泉でした。時間はたっぷりあるので(何の予定もないので)ゆっくりと浸かります。休憩室で昼寝する勢いで。

鉄道
鉄道

「急行みよし」。今月いっぱいで廃止とのことで、「22年間ありがとう」のマークが付いてました。でもそれには乗らずに、福塩線に乗って福山へ出ます。福山で宿泊。

2007年6月23日(7日目) 福山鞆の浦

医王寺
医王寺

福山は鞆の浦にやってきました。万葉集にも詠まれたような、古くから栄えた港町です。宮崎駿が「崖の上のポニョ」の構想をここで練りました、風景としても使ってます、という話題もありますね。古い町並みを歩けば見どころが多くあり、お寺と港と細い路地、どことなく尾道のような雰囲気です。

平安時代の創建になる古刹、医王寺。高台を登ったところにあり、鞆の町と、鞆の浦が一望できます。すでに疲れつつここまでやってきたんですが、疲れも忘れるような風景です。

鞆の浦の味のある路地
鞆の浦の味のある路地

味のある路地に入ってみます。ほら、尾道でしょ。まぁ地理的に近いですし、似ててもいいんですが、あまり似てるって言い続けるのも申し訳ないことですね、やめておきましょう。

幕末期、尊皇攘夷派たちが潜伏した建物が今に残る太田家住宅を見学し、いろは丸展示館へ。「いろは丸」は坂本龍馬と海援隊を乗せた船で、ここ鞆の浦沖で軍艦と衝突して沈没してるんですね。いろは丸の模型だとか海底から引き上げられたものなどを展示してます。

いろは丸展示館
いろは丸展示館

まぁそこまではいいとして。いろは丸展示館の2階には坂本龍馬がお待ちです。……悪人顔すぎて怖いんですけど。龍馬が隠れ住んだ部屋を再現してるんだとか。

鞆の浦歴史民俗資料館前を見学したあと、その前にいた野良猫としばらく遊びます。

対潮楼
対潮楼

その後、対潮楼へ。鞆の浦の風景としてはよく知られる、対潮楼の広間から仙酔島を眺めるアングルは、額縁の絵のようです。

海運を見守る古社、沼名前神社を参拝し、古刹安国寺を訪ねたりして、さらには名物の鯛めしを食べたりと鞆の浦を満喫して、ここで今回の旅は終わります。(了)

このページへのコメント