綿矢りさ

綿矢りさプロフィール&ガイド

綿矢りさ(わたやりさ)―1984年生まれ(40歳)。京都府京都市出身。小説家。

デビュー作では女子高生作家と話題に。

2001年『インストール』で第38回文藝賞、2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞、2012年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞、2019年『生のみ生のままで』で第26回島清恋愛文学賞受賞。

史上最年少19歳での芥川賞受賞に、ワイドショーまで大騒ぎになりましたね。これからが大変です。

関連作家・似てるかも作家:金原ひとみ 村田沙耶香 川上未映子 山本文緒 朝井リョウ 中山可穂 角田光代 今村夏子 恩田陸 沼田真佑

綿矢りさおすすめ本ベスト

  1. 『蹴りたい背中』表紙
    弾かれた者同士の惹かれる気持ち、「蹴りたい」としか表現できない気持ち。その微妙な処にポツンと落ちる文章、格段と力を増した感じ。それでいて「女子高生文体」も生きてるから口の端で笑うみたいなムード、良い。
    文学(小説)

綿矢りさレビュー一覧(6冊)

  1. 『ひらいて』表紙
    「心象をリアルに描いた恋愛小説」みたいなつまらない場所に綿矢も安住するのね、と淋しい想いをしながら読んでたら何だこれ。奇抜な展開に再評価。終盤の壊れ方と、それでも美しく結ぶ技量にも一つ抜けた感がある。
    文学(小説)
  2. 『かわいそうだね?』表紙
    「最後の爆発」に向かって溜めてゆく構成にはエンタメ的な軽快さと諧謔がある。誰も言葉にしたことのない感情を見つめるのを措いてでも、作家的な足元を固めてきてる感じだね。でも書きたい作品はこれじゃないよね?
    文学(小説)

綿矢りさの新刊・近刊

  • 綿矢りさ『パッキパキ北京』表紙
    綿矢りさ
    2023-12-05
    集英社
    コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、...
  • 綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』表紙
    綿矢りさ
    2022-07-27
    河出書房新社
    眼帯のミニーマウス 神田タ 嫌いなら呼ぶなよ 老は害で若も輩
  • 小池真理子/桐野夏生/江国香織/ほか『Yuming Tribute Stories』表紙
    小池真理子/桐野夏生/江国香織/ほか
    2022-06-27
    新潮社 新潮文庫
    あの日にかえりたい DESTINY 夕涼み 青春のリグレット 冬の終り 春よ、来い