綿矢りさ
綿矢りさプロフィール&ガイド
綿矢りさおすすめ本ベスト
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弾かれた者同士の惹かれる気持ち、「蹴りたい」としか表現できない気持ち。その微妙な処にポツンと落ちる文章、格段と力を増した感じ。それでいて「女子高生文体」も生きてるから口の端で笑うみたいなムード、良い。文学(小説)
綿矢りさレビュー一覧(6冊)
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「心象をリアルに描いた恋愛小説」みたいなつまらない場所に綿矢も安住するのね、と淋しい想いをしながら読んでたら何だこれ。奇抜な展開に再評価。終盤の壊れ方と、それでも美しく結ぶ技量にも一つ抜けた感がある。文学(小説)
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「最後の爆発」に向かって溜めてゆく構成にはエンタメ的な軽快さと諧謔がある。誰も言葉にしたことのない感情を見つめるのを措いてでも、作家的な足元を固めてきてる感じだね。でも書きたい作品はこれじゃないよね?文学(小説)