山川健一

山川健一プロフィール&ガイド

山川健一(やまかわけんいち)―1953年生まれ(68歳)。千葉県千葉市出身。小説家、ロック評論家。

1977年『鏡の中のガラスの船』が群像新人文学賞の優秀作となり、デビュー。バンドのボーカリストとしても活躍。

時代にそってバイク、ロックンロール&ブルース、環境問題、車、マッキントッシュ、スピリチュアル等と扱われる素材が変わるので、自分が好きなモノの作品ならスムーズに入れると思います。いかんせん、ほとんどの作品が品切れ・絶版となっていて、入手できる作品は限られています。

山川健一おすすめ本ベスト5

  1. 『安息の地』表紙
    鋭利な文体で書かれたノンフィクション。家庭内暴力の息子を殺した両親。(当然想像を入れ)死に至るまでの息子、その心の震えを精細に描き出している。母親の影から抜け出せなかった彼への一個のシンパシーでもある。
    文学(小説)
  2. 『ヴァーチャル・エクスタシー』表紙
    Macに心酔する著者が提示するデジタルな快楽の形。SF的短編集。モニタにはじける官能、無機的であることが逆に生々しさを持つのはなぜだろう。この歪んだ愛は現代の鏡かも。ラストの美しくも哀しい短編が泣かせる。
    文学(小説)
  3. 『窓にのこった風』表紙
    なぜか村上春樹に似ていると感じた長編。アトリエに残された作品を手掛かりに、突然消えてしまった妻を捜す。「閉塞感」とそこから出ようとする衝動を感じさせる、内省的ストーリー。彼の作品では珍しく文学臭濃厚。
    文学(小説)
  4. 『綺羅星』表紙
    無害な版画を量産し続ける永田。あの頃の煌きはどこへ行ったのか。尊敬し、憎悪した永田はもういないのか。生きるためこの絶望の正体を知らなければ。永田の影として激情の炎となる主人公が痛々しい表題作ほかニ編。
    文学(小説)
  5. 『ニュースキャスター』表紙
    テレビ報道という世界と、そこに関わる人々の闇を描いたノンフィクションノベル。医師殺害犯から番組に電話が掛かってくる。敬愛するキャスターに自分を知ってほしくて。人気キャスターの抱える荷物はこんなに重い。
    文学(小説)

山川健一レビュー一覧(85冊)

  1. 『神をさがす旅』表紙
    屋久島、奄美で神と出会う旅。比喩的でなくて形をもった神として対面する。その扉を開けるのはヘミシンクという変性意識へ上昇するスキル。近年人気なスピリチュアル紀行としてはもう一段階深い。島神の声を聞こう。
    文学(日記・紀行)
  2. 『リアルファンタジア 2012年以降の世界』表紙
    ヘミシンクを通じたガイドたちとの対話。2012年目前、「世界がどのようにできているか」の話であり、それを踏まえてどう生きるべきかという話。オカルトと切り捨てるには勿体無い。量子宇宙論へ至る過程は面白いよ。
    哲学

山川健一の新刊・近刊

  • 山川健一『問題児』表紙
    山川健一
    2019-08-06
    幻冬舎 幻冬舎文庫
    世間の多くから「昔からエリートだった」と思われている日本を代表する企業家・三木谷浩史は、実は相当な悪童だった。問題児だった。平均以下の成績。...
  • 山川健一『問題児 : 三木谷浩史の育ち方』表紙
    山川健一
    2018-02-07
    幻冬舎
    プロローグ-太陽の子供 1章 三木谷浩史を教育した父と母の考え 2章 三木谷浩史が選び取ってきた道 3章 実業家が世の中を変えていく 4章 ...
  • 山川健一『人生の約束』表紙
    山川健一
    2015-11
    幻冬舎 幻冬舎文庫
    IT企業のカリスマ経営者である祐馬。仕事に没頭する日々の中、かつての共同創業者であり親友の航平が、故郷で死んだことを知る。同じ頃、会社では不...