笙野頼子

笙野頼子プロフィール&ガイド

笙野頼子(しょうのよりこ)―1956年生まれ(68歳)。三重県四日市市出身。小説家。

1981年、「極楽」で群像新人文学賞を受賞し、小説家デビュー。

1981年『極楽』で第24回群像新人文学賞、1991年『なにもしてない』で第13回野間文芸新人賞、1994年『二百回忌』で第7回三島由紀夫賞、同年『タイムスリップ・コンビナート』で第110回芥川賞、2001年『幽界森娘異聞』で第29回泉鏡花文学賞、2004年『水晶内制度』で第3回センス・オブ・ジェンダー賞、2005年『金毘羅』で第16回伊藤整文学賞、2014年『未闘病記』で第67回野間文芸賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:山尾悠子 村山由佳 松浦理英子 保坂和志 長嶋有 金原ひとみ 鹿島田真希 藤枝静男 中島京子 馬場恒吾

笙野頼子レビュー一覧(3冊)

  1. 『母の発達』表紙
    母への想いをこじらせた娘と解体される母の三編。自我を手に入れるための母殺し、あるいは相剋。って心理学的な考察が途中で追いつかなくなるほどぶっちぎりに冗談山積み、あげくの万華鏡的大回転かよ。参るよなぁ。
    文学(小説)
  2. 『タイムスリップ・コンビナート』表紙
    ホームの先がすぐ海という海芝浦駅は、東京近郊にある最果てとして、自在な夢想を扇動する。夢と現実の狭間にある、見たことのないリアリティを描いた作品に似合いの場所だ。懐かしいのか、未来の風景か、幻想盛り。
    文学(小説)

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