現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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『TVピープル』収録の「眠り」を改稿、文体を絞り上げながら、ドイツ語版のイラストとともにアートブック調の一冊に。もとよりあった倦怠感や薄暗さ、死の匂いが、ドリーミーなイラストでよりいっそう粘力を増した。文学(小説)
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台湾ブームを加速させた賛歌本。奥深い国なんだなと思うし、中国茶は素晴らしいと思う。彼女の「台湾が好きだ」という素直が想いが実によく伝わってきて、しかもちゃんと旅行ガイドブックとして有用という稀有な本。歴史
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長編船上小説。豪華客船で次々と起こる事件。あやふやな同朋意識と結論のないセックス。選ばれた民たちの方舟はゆっくり南下する。大海とつるんで永遠に自閉する社会のようだ。みんなどこへも行きたくないんだろう?文学(小説)
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娘の体に妻の魂が宿るというオカルトな設定ながら自然体でハートフル。嫉妬や軽蔑、身も蓋もない感情も家族小説としてのそれで、だからこそ父・夫の想いがリアルに響く。父の決断(あるいは秘密)にはもちろん泣いた。文学(小説)
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ちょっとすごいタイトルの短編集。水滸伝や三銃士や罪と罰など世界の文学を題材にした自由奔放パロディ。聖書でも遊んでる。「初期化するエデンの東のかたに園を設けてアダムを左クリックします。」なんだこれ(笑)。文学(小説)




