現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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デビュー作たる長編。明るいガキじゃカッコ悪いと人殺しのトラウマを「捏造した」高校生達。ある日殺した少女が町へ帰ってくる、記憶を歪めて。自分が嫌いだから偽の自分を作りだすってのは程度の差こそあれ皆同じ。文学(小説)
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大震災から半年の論考。震災前から原発の危険性や、風力などの再生可能エネルギーを考察してきた著者なので立場はくっきり。失われた生活から政治の責任、論点が広いのでやや散漫というか言い足りなさは感じるかな。文学(エッセイ)
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ネズミの親子たちの大冒険を描くファンタジー童話。著者に期待してたものとは違うので戸惑うものの、ハラハラドキドキの展開は先が気になる出来。人間の所業にも考えは及ぶけど、モグラ一家の能天気さとか雰囲気良。文学(小説)
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蚊への興味から編纂された、一冊まるごと蚊だらけの痒い本。短編小説、エッセイ、座談会に各種データで徹底的に蚊を追い詰める。その生態について科学的論考などもしていて、これを読めば蚊博士になれるが嬉しいか?文学(エッセイ)
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湿った短編集。生活力のない男と、欲望だけを肯定する女の無頼な日々。彼らはセックス以外にはまったく関心がないけれど、雨に閉じ込められた部屋でこのままつながって生きて行けたら、それで幸せなのかもしれない。文学(小説)




