現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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『ゲルマニウムの夜』の続編にあたる中編二編。修道院に戻った朧の目指す王国。「ブエナ・ビスタ」の強固に理論武装された神の視座と還俗した先生の風俗体験とでは、傲慢の質は違うのだろうか。宗教という閉鎖空間。文学(小説)
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初の文芸作品集。直感的に選ばれた言葉だけで世界造りは完璧。感覚に重きを置いたゆえの文体の無政府さがまた、崩れかけの家屋のような緊張感を与えている。「女の子」の残酷な眼差しは童話を騙っても消えていない。文学(小説)
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デジタルドラッグ、サトーリ。<一片の意識がある。一片の世界がある>冬の静電気のような一瞬の緊張。パチリ。希薄な現実感に指先が痛い。構成はめちゃくちゃだがこの不安定さはなかなかいい。表題作他ニ編を収録。文学(小説)
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「ヒミコは殺された」という言葉を残して死んだ友人。その密室殺人の謎を、そして邪馬台国の謎を追って行くうち主人公の身にも危険が迫る。ミステリーというより邪馬台国論争への自説を小説という形で発表した論文。文学(小説)
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フィリピンの小島に移住した男の暮らしぶりエッセイ。リゾートライフももちろん魅力的だが、住民と協調して美しい島を守ってゆく固い決意と、家族が食べてゆければ他に何もいらないという確かな人生論がやはりよい。文学(ルポ)




