現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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初の書き下ろしエッセイ。恋愛論と見せかけて「グループ交際」がいま圧倒的に正しい!と80年代的なふざけた言い切りだけで全編を書き流したものだが、不倫の定義について「なるほどそうだ」と膝を打ってる俺ガイル。文学(エッセイ)
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音速を超えるランナー成雄が新しい景色を見せてくれる。倫理という思考放棄や人が思い込む「限界」を突破した向こう側、光の世界へ。突拍子もないモチーフのなかに重たい主題を埋め込む手法には、いつも唸らされる。文学(小説)
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公演中につきミュージカルの話題が多めのシリーズエッセイ10冊目。一方で「世の中には、簡単にコメントできないこともある」なんて冴えた言説も相変わらずだから、この社会の息苦しさを緩く理解するキーワード集に。文学(エッセイ)
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機械音痴な兄(義範)に弟(幸範)が指導するパソコン克服エッセイ。だが古い。MS-DOSでプログラミングなのだ。文庫版での付記でWindows95の登場で状況は変わってしまったとあるがそれも古い。パソコンの進化は速いね。総記
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著者自身が映画化もした中期の代表作。官能分野のひとつの頂点でもある。風俗嬢の一人称で描かれた文体はぬめり、拡散する。セクシャルな哀しみを湛えた世界に、やり場のない怒りに似た感情に襲われる。衝撃の12編。文学(小説)




