現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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素敵な夢が欲しい、フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン! 同じシーンが何度か繰り返されるという表題だが、それでいてスピーディーに進む。真理から遠く離れて踊られるオクラホマミキサーと、アップデイトなジョーク。文学(戯曲)
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敵も味方も分からない日本政府軍と反乱分子の闘いの中、スナフキンの手紙という皆を魅了する不思議な文章がネット上を流れる。サイバースペース、サイコSFとなり畳み掛ける終盤のスピード感がいい。岸田戯曲賞受賞。文学(戯曲)
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短編集。ストーリーの登場人物が作者に語りかけたり、高橋源一郎みたいに無作為にゴシック体の単語が並んでいたりと文体実験に明け暮れた短編群。新しいスタイルを模索するというより物語ることに疲れていたのかも。文学(小説)
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短編集。どれも重くて参ってしまうのだがやはり「ナッシング・バット・ザ・ブルース」が秀逸だ。この溢れんばかりの哀しみはどうだ。怪しげなヴードゥ娼館のイメージが強力に爆ぜる。結局皆どこまでも他所者なんだ。文学(小説)
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雑文集ではあるのだが体系的な編集がソツなくて、まとまった読み物を読んだ感覚にはなる。パスティーシュの生まれてくる源泉(だらだらテレビ?)だとか、作風を成り立たせているベーシックなところを真面目に語る。文学(エッセイ)




