現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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スピリチャル系エッセイ。台湾の道士、森のイスキア、パワーのある人のお言葉にほへーって突き崩されながら、心のありようで変わる世界を見つめていく。日常の雑事を離れた旅先であることも、受け止めやすかったり。文学(エッセイ)
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「業界人」の非常識に卒倒するフィクション第二弾。ブコウスキーの足跡をマーチダが訪ねるテレビ撮影の乱暴さを断罪。前作はキュートな自虐もあったのだが、今回は彼も痛々しいまでの迫真で笑えない。恐ろしいです。文学(小説)
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犬の血統で紡がれる戦争の時代。政治的駆け引きや人間の愚をこの視点で描ききった奇抜さ。ハードボイルド系の文体が、配役たちに沈黙を強いて。年代記とヤクザの娘のパートとが絡みながら進行するがスピード感よし。文学(小説)
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失業中で妻も失いそうな男と、その父が軽井沢で過ごす人生の夏休み。なにもすることがないから、いろんなことを考えてしまう。でも問題解決なしで、父にカプリコを教えるとかそんだけ。ってなんだそのおもろい細部。文学(小説)
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小説が小説たるために必要なものについてぐるぐる考える思索集。世間並みでない「保坂の小説観」は伝わるが、アウグスティヌスをもってしても「小説とは」は分からず。このモヤモヤが大事とカフカでも読んでみるか。文学




