現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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朝日新聞がその偏向を隠して正義面をできるのは何故なのか、偉そうなのは何故なのか、という対談集。新聞によって「事実」の取捨が違うのは当然のことだから、情報を鵜のみにしてはいけないという警句としては有用。総記
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移り住んだフランス、フォンテーヌブローでの生活を綴るエッセイ。歴史と文化がそのまま連続している地の暮らし。デモ行進だとか社会的、政治色を帯びる風景を見つめるとき、日本の情勢を照射する文章が美しく光る。文学(エッセイ)
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明治の十津川を舞台にした物語。夢か現か、聖か毒か。つまりは胡蝶の夢だ。真拆は「明治の人みたいに」真実を悩む。ストーリーとしては平凡と言えるが読めない漢字と大時代的な文章修辞で時代を感じさせる現代文学。文学(小説)
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芥川賞受賞の表題作はロリコン男の溜息がいっぱい。悔恨しながらも心に闇なんてなくって、こんな風に曖昧な微熱が続くだけだ、という見識か。その他の短編は『シンセミア』の作者とは思えない疾走する未熟感が充満。文学(小説)
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SPA!連載エッセイももう15冊目。舞台と映画と「世間」で忙しい日々。終身雇用崩壊後の「入社式」の論も首肯。終盤、ツイッター始めましたとなるのだが、ツイッター時代の新スタイルな自意識といった論考はこの先か。文学(エッセイ)




