現代文学100字レビュー

ピックアップレビュー

  • 『〇』表紙
    短編集。ゼロが主人公となり自分がゼロ(無)であることを思考する表題作はじめ、ほかも穴が主人公だったりと超常的。なんだか著者のねじれぐあいが垣間見られて興味深い。コピーライターの頭脳ってこうなってるのか。
    文学(小説)
  • 『ハーケンと夏みかん』表紙
    あやしい探検隊番外編的紀行。不器用な手つきでハーケンを扱う高校時代から本格的ロック・クライミングに挑む現在まで。温泉ブームで山の秘湯にまでやってくるバカギャルと、それに付随したスケベオヤジを排除せよ!
    文学(日記・紀行)
  • 『龍宮』表紙
    奔放なイメージの不条理譚を極めたような作品群だが、シュルレアリスムが陥った袋小路も思わせる。民話伝承を下敷きにして「意味はないのに深刻」というヤバイ方向に向かってる気がして。あっ、「荒神」は好きです。
    文学(小説)
  • 『僕らがポルシェを愛する理由』表紙
    表題どおりポルシェ911カレラへのラブレターたるエッセイ。その歴史から運転テクニック、構造(クラッチのつながる幅がごく狭いとか)などの考察だが、車自体に関心のない僕がなぜこれを読んでいるのかは分からない。
    技術・工学
  • 『浴室の窓から彼女は』表紙
    ラブストーリー、確かにそうなんだけれど微妙。妄想の小部屋に閉じこもっている男と、妄想を実現させるタイプの女、現実的な妄想のありかたを探してるようだ。作者がウィザードリィ好きであることだけはよく分かる。
    文学(小説)

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