現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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バックパッカーのバイブル的ユーラシア大陸横断バス紀行。香港のエネルギーに圧倒され、マカオのカジノに熱中し、目的のない長い旅は序盤からきっぱりとアジアの風の中にある。この只事ではない高揚感はなんだろう。文学(日記・紀行)
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会話のリズムが気持ちいいなとか、サブカル的な素材がいちいちヒットするな(同世代だ)とか思ってるうちに、時系列を前後させる展開に上手くはめられる。結婚式のスピーチは泣けた。男と女、家庭は文化なんだからね。文学(小説)
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論文集という態の重厚本。吉本隆明論、フォークナー論があり、特に韓国やバリへと根を伸ばす熊野のバイブレーションを絵解いた章は圧倒的。流転する物語を発語する無意識まで潜って揺り起こそうとする作家の本域だ。文学(エッセイ)
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いじめを苦に自殺した中学生。残された者達が十字架を背負って生きる「その後」を追う。重い状況を描きながら、きちんと出口を用意するさすがの重松節。もちろん泣く。「父」にも感情移入できる年齢になったからな。文学(小説)
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いまだ鮮烈デビュー作。乾いたノスタルジーが軽やかに偏在している。鼠、ジェイズ・バー、小指のない女の子、短い夏。テンポのいい会話と的確な比喩で淡々と進む断章的青春群像。そして、80年代がやってくるわけだ。文学(小説)




