現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
後の小説作品に繋がるようなモチーフもありつつも、とにかく微塵の躊躇もないセックス賛美のエッセイ。「少女たちは発情している」の学者風文章もいいが、笑えるほどの下品さがもしかしてこの人の本領なんだろうか。社会科学
-
失われた恋人を訪ねて冥界を浮遊する幻想的な戯曲。多分に教養的というかスタイリッシュ。「クラシック」から入った作家はこういうものを書くんでしょうな。文庫版は彼の戯曲ニ編がまとめて読めるようになってます。文学(戯曲)
-
「むは」的読書の日々だった!という帯キャッチで手にとろうかという人がどれほどいるのか知らないが、そういうテンションのエッセイ集。この中で何度か触れている、SF三部作の続編を書きたいという話、早く頼むよ。文学(エッセイ)
-
ハワイやグァム、南の島の短編集。旅行者の視線と土着の物語が、思考を鈍らせるような温度と湿度の中で描かれている。したたる果汁や魚のぬめりはまだ瑞々しい感性の内に留まっている。文庫出てから単行本って順序?文学(小説)
-
階層社会な子役の地獄、切実だけど反シリアスな若ハゲの地獄、なんてぬるい地獄めぐり座談会。その絶望的なぬるさは笑い話にして話すしかない種類のもので、テレビ的なゆるさが笑える。でも確かにそこに地獄はある。文学(エッセイ)




