現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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演劇論や観劇記が中心となったエッセイ集。目次を見るとかなり硬そうに見えるのだが、本文はもう少し柔らかい。もちろん硬い事象を柔らかく捉えるところにこそ著者の力があるのだろうが。竹中直人論なんてのも秀逸。文学(エッセイ)
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ネット限定販売のミニ本。音楽を色彩として捕まえるために。技術解説に見せながらも内容は感覚的で、それが「ロールする」ってことになってるからね。後半はボーズのオーディオ・テクノロジーもしくは哲学への賛歌。芸術・美術
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正義の見方は走る。まだ走る。阪神大震災とオウムの年だから当然その論考は避けられないが、ヘア・ヌードとかコギャルとか馬鹿な話題も豊富でひと安心だ。表題はどんどん大丈夫じゃなくなっていった日本への皮肉か。文学(エッセイ)
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いじめへの向き合い方が違った未来を生むパラレルワールド。多彩な登場人物たちでパーティバレルみたいになってるけど、復讐者も教祖もヒーローも芥川賞作家も、誰もが信用ならない風で。「世間」に追われる限りは。文学(戯曲)
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『象の消滅』と同様、海外版と同じ構成での自選短編集。本邦初公開という「蟹」、全集のみに入ってた「人喰い猫」、翻訳アンソロジーに書きおろしてた「バースデイ・ストーリー」が僕は初読だったけどそこまでだな。文学(小説)




