現代文学100字レビュー

ピックアップレビュー

  • 『すぐそこにある希望』表紙
    『半島を出よ』を書きあげてさらに意気上がる時期のエッセイ集。北朝鮮の核問題から日本の外交能力、メディア論なんかをいつもどおりの断定口調で。村上龍好きには気持ち良い言説。すぐそこにあるはずなのに遠いな。
    文学(エッセイ)
  • 『星界からの報告』表紙
    宮沢賢治の宇宙だとか、文学と科学の間を漂うエッセイ。夜空を仰ぐことで僕たちは想像力を翔ばして来たのだった。話の展開自体が文学寄りなので論よりムードにはなるのだが、星好きな人にはたまらない世界の書物だ。
    文学(エッセイ)
  • 『見仏記 海外篇』表紙
    ついに海外へ飛び出した仏像マニア二人組。仏教伝来のそのルーツを探る旅は韓国・タイ・中国、そしてインドへ。百点満点の仏は中国五台山にあった!と叫ばれると旅支度したくなるが、個人的にはタイの廃寺が見たい。
    芸術・美術
  • 『君がいない夜のごはん』表紙
    食がテーマのエッセイ集。とはいえ珍しいテーマでもないし、奇抜な言説があるわけでもない。生ハムメロンの違和感つってもまぁそうだよね。「混ぜ魂」や「生姜焼きの連帯感」の妄想ショートストーリーは笑ったけど。
    文学(エッセイ)
  • 『君の鳥は歌を歌える』表紙
    お気に入りの小説や映画、音楽を短歌化。短歌を短歌化するという発想はすごいが、これを俵万智はどんな顔で読むんだろうか。短歌自体は素直に見えるけど、導入たるエッセイ部は独特の味。煮崩れしない程度の緩み方。
    文学(エッセイ)

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