現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
初期のエッセイ集。「昭和軽薄体」を自称していた頃の軽妙な語り口が絶妙。取り上げている題材も身辺雑記風でなんということもないが、とにかく文章がいい。特に結婚式の形式的あれこれに噛み付くくだりは拍手喝采。文学(エッセイ)
-
ラジオ番組の制作現場を軸にDJ、AD、女子アナ、みんなどこかで繋がってる同じ星の上の同じ一日を描く。個々のエピソードに消化不良感があって、多視点があまり活きてないけど、ラストシーンは突き抜けるように良い。文学(小説)
-
「むは」的読書の日々だった!という帯キャッチで手にとろうかという人がどれほどいるのか知らないが、そういうテンションのエッセイ集。この中で何度か触れている、SF三部作の続編を書きたいという話、早く頼むよ。文学(エッセイ)
-
もちろんそんなとこに留まってる小説ではないんだけど、義兄・伊丹十三の自死を主題に、現実に同定可能な事象が並んでて、どうしてもなぞって読む。そうすると松山の回想エピソードを理解しそこねてしまうんだよな。文学(小説)
-
石神井公園を舞台に掃除する詩人や悪の総裁、鴎外に老婆がバラバラに練り歩く長編。作中に登場する作家タカハシさんもその無計画さを暴露したりして、「ゴヂラ」の名のもとに全ては解決するのか不安がいや増したり。文学(小説)




