現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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ホームの先がすぐ海という海芝浦駅は、東京近郊にある最果てとして、自在な夢想を扇動する。夢と現実の狭間にある、見たことのないリアリティを描いた作品に似合いの場所だ。懐かしいのか、未来の風景か、幻想盛り。文学(小説)
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小説論。さすが源一郎、垂直に掘り下げるねと思ってたら中盤から同じ所を回り続けてるよう。「文学的である/ない」とは何かって、例えば中原昌也を引用しながら論じるのだが、そりゃ言語化した答えは出ないだろう?文学
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かつての自分に拘泥する小さなプライドは哀しいよね。そこから微妙にずれてしまった今の姿を、同胞として描き出す。温かな揶揄。短編集としての完成度もランクアップし、ストンと切り落とす余韻が哀しさを煽ってる。文学(小説)
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人は死んで宇宙のカオスに戻る。別れた妻はスピリチュアルなコミューンを結成し、フリーメーソンが登場し、ぼくはオーストラリアの聖地エアーズロックへ導かれる。砂漠を疾走するオートバイと、巻きこまれ型の冒険。文学(小説)
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ローバー・ミニやジャガーSに乗ってはそのマシンに詰まった哲学を観るシリーズです。Macはともかく明恵上人の話までこの文脈で語るんで車好きじゃない人も可。でも彼がヴィッツに惹かれるなんて意外だと思わないか。技術・工学