現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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「プラチェ」第二弾、これで完結? 女子高生言葉で照れ隠ししながらオチの付け方に皮肉が染みてる。現実がデジタルに規定され直すという事態をエンタメ的に描かせたらこの人がピカイチ。TVアニメになってるんだね。文学(小説)
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アメリカの片田舎から日本へやってきた青年の長編。すしを食べて侍になるんだ。夢と希望の異文化交流記。「外国人の日本観」という物語をパロディ化しつつも、日本人が忘れたブシドーを解するサウスダコタ男は強い。文学(小説)
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単行本初収録作品もたっぷり入ったエッセイ集成。自著解説を含む文学論、作家論作品論が力強く展開される。「毒虫ザムザ」における『千年の愉楽』成立過程も(『オン・ザ・ボーダー』で読んでても)呆然とする読み物。文学(エッセイ)
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季節の絵本第二弾。全面的に桜色な、春の風景。散った桜が池に浮かぶ絵とかいいね。「あめぽぽぽ」が五音なら「ほわほわさくら」は七音で、そういったところにも歌人のリズム感が出てるのかな。音読するとよりよい。絵本
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素潜りの世界記録保持者ジャック・マイヨールを訪ねる。本来的な意味で彼はイルカと友達だ。タイトルどおりクジラも登場するがイルカの愛らしさが際立つ読み物。豊富な写真は青い海が美しく、これだけでもお買い得。芸術・美術